胃腸科・肛門科・外科
 
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痔のお話
内痔核 出血だけの1度からひどい脱肛で戻らない4度までと程度は色々ありますが、悩んでいる患者さんは大変多く、近くの病院で診てもらうのが恥ずかしいからでしょうか市内だけでなく宗像、飯塚、添田、行橋、山口など遠方からわざわざ来院されます。内痔核には手術・硬化療法・ゴム輪結紮・赤外線凝固等々、たくさんの治療法があります。勤務医時代なら「手術しかありません」と断言していたような症例でも患者さんは「手術以外の方法を」と希望されます。当院では硬化療法(痔核に入る痔動脈を感知するセンサー付きの特殊な内視鏡を用いて薬液を注入)を治療の中心としています。線維化の強い(硬くなった痔がごろりと出るような)症例や、皮膚のたるみの目立つ症例、狭窄例など以外には内痔核に対する手術を行うことは少なくなりました。内痔核の半数以上は座薬・軟膏の使用と便秘の改善だけでも治りますから、精巧な肛門の機能を損なわないためにもむやみにメスを入れないことは重要です。ですが反対に無意味な治療を長期間続けないことも重要で、適応があると判断すれば手術をさっと決断すべきでしょう。手術の後の痛みも皆さんが想像する程ひどいものではありません。
痔瘻 多くは肛門周囲膿瘍から移行します。肛門のまわりからじくじく膿が出ている状態で、何らかの手術が必要になります。単純な痔瘻は外来手術で治療が可能ですが、複雑な痔瘻では手術後に長期間の入院が必要になります。当院では日帰り手術しか行っていませんので複雑な痔瘻については信頼できる医療機関をご紹介しています。肛門周囲膿瘍 肛門の周囲や中が腫れて、排便に関係なく強い痛みが続きます。ぶよぶよした感じや熱が出たら、とにかく専門医を受診して下さい。この疾患では素人療法は危険です。すぐに切開して排膿することが必要です。
裂肛 通称「切れ痔」、硬く太い便で肛門に傷がつき裂けてしまった状態です。若い女性に多く、排便の度に強い痛みを伴い、トイレに行くのが恐怖に感じるほどです。大半は便秘の改善と軟膏の使用程度の治療で治りますが、保存的治療では改善しない例や慢性化した症例(狭窄を来したり肛門ポリープや疣が出来ます)では手術が必要になります。用手肛門拡張術や内括約筋側方切開術は簡単で有効な治療法です。
外痔核 重たい物を持った、スポーツをした、長距離運転の後、などでおこる肛門皮下静脈の血栓症です。ある日突然肛門の外側に「いぼ」が飛び出します。押し込んでも引っ込みません。小さなものや痛みの少ないものは心配ありません。時間とともに小さくなります。痛みが続いたり、「いぼ」が大きい時は局所麻酔下の血栓除去手術が簡単で有効です。
肛門周囲の湿疹 ジメジメしている肛門の周りは湿疹が出来やすく治りにくい場所です。自分で軟膏を色々使って慢性化した患者さんが目立ち、治療に大変時間がかかります。おしりがムズかゆい、しみる、痛がゆい時には早めの受診が早道のようです。
胃腸科・肛門科・外科  ひさとみ医院
電話:093-475-4976 FAX:093-475-4111 E-mailはこちら:
ホームページURL: http://www.hisatomiclinic.jp/
北九州市小倉南区東貫2丁目2−1
下曽根駅から車で5分、曽根中学校交差点すぐ
バス停は「曽根中学校前」・「潤崎(うるさき)団地」バス停で下車
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診療時間 月・火・水・金 9:00〜12:30 14:00〜18:00
         木・土 9:00〜13:00
        日・祭日休診
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