胃腸科・肛門科・外科
 
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FAQ: 良くおたずねいただく御質問にお答え致します
内視鏡検査(胃・大腸)はつらい検査ではありません
 胃内視鏡検査(通称胃カメラ)は「きつかった」「つらかった」「二度と飲むものか」といった話も耳にしますが、十分な前処置をした上で丁寧な操作を心がけさえすればそんなに苦しい検査ではありません。患部を直視下に観察することが可能で、凹凸だけでなく粘膜の色調変化など微細な変化も見ることが出来ます。疑わしい病変があれば組織検査が行えますし、患者さん自身もご自分の所見をテレビ画面で見ることが可能です。多人数に行う健診を除いてバリウムによる胃透視検査よりも最初から内視鏡検査を受けていただくようにお勧めしています。胃の内視鏡検査は絶食で来ていただければ大抵は当日の飛び込みでも検査が可能ですが、前もっての電話予約が確実です。大腸の内視鏡検査は胃の検査と違い、下剤を使って大便を出しておくことが必要になります。一度診察を受けられてから日時を決めて行うことになります。開業以来、結腸・直腸癌の患者さんがたくさん見つかるのにはびっくりさせられています。肛門科の看板を挙げているせいでしょうか便秘、排便時の出血、肛門部痛など「痔」の治療を目的に来院された患者さんのなかには癌の患者さんが多く隠れています。自分で「痔だろう」と勝手に診断して薬局で買った薬を使い続けていた直腸癌の患者さんも一人や二人ではありません。おかしいなと思ったらまず一度専門医の診察をお受け下さい。大腸ポリープに対する内視鏡下のポリープ切除(ポリペクトミー)は大半が外来で治療が可能ですが、大きなポリープや多発した症例では後出血の危険性が増すため数日間の入院が安全です。その場合は信頼出来る医療機関をご紹介しています。


ピロリ菌
胃・十二指腸潰瘍の原因の一つとされるピロリ菌の検査・治療が簡単に行えるようになりました。1週間の内服治療で可能なピロリ菌の除菌は長い間潰瘍の再発をくり返していた患者さんには大変有効でありがたい治療法です。ただ「日本人の8割以上が感染者」のデータもあり、ピロリ菌感染がイコール胃潰瘍ではありません。適応を選べば非常に有効な治療方法ですが、除菌治療にも副作用や耐性菌など問題が残されていますので「ピロリ菌がいる」と言うだけで安易に除菌治療に走るのはさけるべきかも知れません。

胃腸科・肛門科・外科  ひさとみ医院
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